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「ブリヂストン・アイルランドのコルム・コニンハムというものだが」声の遠い電話から男の英語が聞こえてくる。
「ブリヂストンは知ってるだろう?日本のタイヤメーカーの、あのブリヂストンだ」
目がパッと覚め、無意識のうちに正座をしている。
「先日の The
Gerry Ryan Showをきいたよ。ブリヂストン製自転車の提供、資金面での支援など、どういうかたちのスポンサーになるかはまだはっきりしないけど、その可能性があるんだ」
目はさらに大きく開き、花粉症でつまっていた右っ鼻もあっさりと通ってしまう。
「十月に来年度予算の会議があるからそれまでに綿密な計画書を送ってくれないか」
寝耳に水だった。電話を切った後、数時間、いや数日間は呆然としていた。
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